断酒成功への分岐点(2)

ドラえもん

断酒を継続していく上で、障害となりうるものは数多くあると思います。

特に断酒を開始して間もない頃は、「シラフで眠りにつくことの難しさ」であったり、「あまりにも味気なく、空虚に、そして途方もなく長く感じられる夜の時間」であったり、また「酒を飲むことでしかつながりのなかった交友関係」であったり、本当に様々な要因が断酒を続けていく上で、自身に立ちはだかってくるように思います。

そうした数多くの困難の中でも、特に最も大きな障害の1つが、「自身に対する低い評価、すなわち自尊心の低さ」ではないかと私自身は思っています。

以前、このような記事を書きました。

ようやく週末です。

今週もなかなかに忙しかったです。

ところで、仕事の方で色々と問題が生じております・・・

何か愚痴っぽくなって申し訳ないですが、そうした記事を今日は書かせてください・・

(一部略)

と、愚痴はここまでにします。

本当に書きたかったのはここからです。

実際、こうした職場でのイザコザやメンドクサイ人間関係の悩みなどは皆さんも日常茶飯事でしょう。

私自身、これまでの職場でも、いくらでもありました。

「そんなことでいちいち悩んでたら、きりがない。こっちの方が何倍、何十倍も大変な状況だよ」と思われた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、ささいなことだと思います。

ただ大事なのは、

「こういうささいなことだからこそ、我慢しては駄目だ」

ということだと思うんです。

これまでの「酒を飲んでた頃の自分」だったら、こうした状況でどうなるかと言うと、

金曜日の夜、一週間の仕事がようやく終わり、悶々とした気分のまま酒を飲み始める。

延々と明け方まで飲む。

でもそうすることで、気分が晴れ晴れとなる訳では当然ない。

一時的に忘れることができるのが、せいぜいです。

そして翌土曜日、昼過ぎに二日酔いで目が覚める。

悶々とした気分は前日よりも大きくなっている。

そして、このあたりから「自己嫌悪」の気持ちも湧き上がってくる。

それは、

「こんな些細なことで悩んでいる自分は本当にどうしようもない」

「皆、これくらいの苦労は普通に我慢してやっているのに、どうして自分はこんなことで、いつまでもクヨクヨ悩んでしまうのか」

「自分が少し大人になって我慢すれば良いだけの話じゃないか」

「上司に相談してみようか。でも上司も忙しい中、こんな下らない自分の個人的な悩みで時間を取らせる訳にもいかない」

「いくら自分と気が合わない女性だといっても、1年半もこの職場でやってきた大先輩だ。自分のような、ぽっと出に意見を言うような資格はない」

「自分は、これまでの職場でもこういったことが何度もあった。ということは、やはり自分自身のほうに問題があるのではないか」

「彼女も自分以外の人に対しては、別に嫌な態度は見せていない。自分にだけ冷たい態度をとるということは、やはり自分の方に非があるのではないか」

こうしたことを色々と考えてしまいます。

だんだんと、彼女に対する怒りがベクトルを変え、その矛先が自分自身に対して向かってきます。

結果、自分自身を「酒」という麻薬で徹底的に痛め付けます。

土曜日の夜。

二日酔いのまま酒を飲み始めるが、引き続き同じことをずっと考え続けている。

酒に酔って、ボーっと麻痺した頭で、

「やはり自分が我慢するしかないのか」

と観念するようになる。

ただ一方で釈然としない気持ちも残っており、なかなか全てを消化しきれない。

そして日曜日も酒浸り。

明けて月曜日の朝。

相当に気が重いまま、何とか出社。

状況は何も変わっていない。

こうした日々を続けているうち、いつかどこかで自分自身のキャパでは我慢が限界に達して、もう処理できなくなる。

そして結果、その職場から逃げるように辞めていく。

こうしたことを繰り返してきました。

このように

「全ての責は自分にある」

というような思考回路にはまっていく大きな要因が「酒」ではないでしょうか。

酒を飲むことで、悩みを紛らそうとする自分。

つまり酒に逃げている自分。

でも、当然酒を飲むことで事態が改善する訳でもない。

酒に飲まれている自分。

酒に負けている自分。

などなど・・

長年の飲酒により、こうした自分自身に対する「負の感情」が蓄積してくると、いざ外部からの攻撃・圧力のようなものが来た時、それに立ち向かうのではなく、逆にそれを全て受け容れてしまい、「全ての諸悪の根源は自分」というふうに思い込んでしまうようになる。

「敵は我にあり」

何か問題が生じた時に、まずは自分に非がなかったかどうかを省みて、自分自身の行動を反省し、改善に努めていく。

確かに素晴らしい考え方だと思います。

ただモノには限度というものがあります。

何でもかんでも、日常で起こる全ての問題に対して、律儀に自分の至らなかったところや改善点を探していては身が持ちません。

また、たとえ全ての問題の原因を自分としようとしたところで、肝心の自分自身が、それに全面的に納得できるかと言えば、そうではないでしょう。

逆に、そうした釈然としない思いが徐々に膨れ上がって、最終的には自分で処理しきれなくなってしまう。

一方で、「断酒」を継続している今、今回の件でどのように自分が考えているかというと、

とにかく一番大事なことは、

「自分自身を大切にすること」

とにかく、これに尽きます。

どんな些細なことであれ、

自分が思っていることに真摯に耳を傾けてあげる。

自分自身が思っていることを丁寧に理解してあげる。

そして、自分が思っていることに即した行動を取ってあげる。

こうしないと自分が可哀想過ぎます。

これは何も、傍若無人、自分勝手にわがままに振舞えと言っている訳ではありません。

これまで25年もの間、「酒」という麻薬で徹底的に自分を苛め抜いてきた。

その間、文句一つ言わずに一緒に歩いてきた自分。

その自分の体が昨年11月にさすがに悲鳴を上げ始めた。

怖くなって、断酒を始めた。

そして約半年。

いまだ悩みの渦中。

本当に冴えない人生が続いています。

今日久し振りに実家の母親と電話で話しました。

20代の頃は事ある毎に「はやく結婚して、孫の顔を見せてくれ」と言っていた母も、今はもう何も言わなくなりました。

ソープランドで働いていたことも知っています。

自分自身を大切にしなかったせいで、結果的に一番身近な人たちさえも不幸にしてしまっている。

思い悩むときは、いつもこの絵です・・ドラえもん

皆さんも自分自身を一番大切に。

自分自身に対して、どうしても低い評価しかできないことで、対人関係でも思うように振舞うことが出来ず、その結果さらにストレスを抱え込んでしまい、そのはけ口を酒に求める。。

自分自身が過去25年間に渡って、はまり込んでいた、負の黄金パターンです。

このパターンに陥らないためにも、やはり自分自身にあまり厳しくなり過ぎることなく、適度な優しさを持ちつつ、マイペースで断酒が続けていけるよう、自分自身も含めて皆頑張っていけると良いなと思っています。

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