「吉原物語21」1軒目の面接を終えて。タコ部屋に住むという覚悟は果たして・・

吉原9

今日も吉原物語です。

いよいよ送迎車が店の前に到着しました。

ドライバーに促され、店内に入ります。

正直この時は緊張していて、店内の様子等はあまりよく覚えていません。

ただ待合室のソファーがえらく豪華だったことを覚えています。

実際の面接は別室に通され、そこで行われました。

50代くらいのマネージャーの方との1対1での面接でした。

吉原のボーイという仕事は基本的に運転免許があって、日本語が話せれば誰でも働かせてもらえるような職場です。

また低価格帯のお店だと送迎自体行っていない店舗もあり、そういった店では運転免許がなくても雇ってもらえるというような話も聞いたことがあります。

なので面接を受けさえすれば、滅多なことでは落とされるということはないように思います。

ボーイとして働く「覚悟」さえあれば誰でも出来る、そのような仕事だと自分的には思っています。

そして、その「覚悟」を決めるために最も重要な要素とは・・

それは言わずもがな、「待遇面」でしょう。

この店の場合、若干アバウトな記憶ではありますが、たしか

「1日約12時間の勤務、週1回の休みで給料が月24万円程度」

更に相部屋の寮が用意されていて、その寮費がおおよそ月1万円というようなものでした。

これは吉原のボーイの給与としてはごく一般的な水準ではないかと思います。

こうして待遇面での説明を一通り受けた後、業務上の諸注意や軽い世間話等を挟み、最終的に

「じゃあ明日から来てくれるかな」

「はい、よろしくお願いします」

という流れとなり、そのまま面接は終了となりました。

店を後にして、そのまま当時の根城としていた上野駅方面まで歩いて帰る道中、色々なことを考えました。

まず最初に感じたのは、「とにもかくにも明日からの食い扶持が見つかった」という安堵感でした。

ただ1点、面接時から気になっていたネックがありました。

それは、寮が「相部屋」だということです。

「個室の寮がいい」だとか、そんな贅沢なことが言える状況ではないということは重々承知しつつも、恐らく自分の性格からすると「タコ部屋での生活だと、すぐにそこから逃げ出してしまうだろう」というような思いもあり、どうしたものか非常に悩みました。

「タコ部屋が無理」であれば、「敢えて寮には入らない」という選択肢は有り得るのか・・

そこで頭に浮かんだのは、つい先日まで寝床にしていた御徒町のネットルームでした。

問題は月単位で掛かる費用です。

御徒町のネットルームは7日間で1万1千円という料金でした。

1ヵ月だと4万5千円以上の家賃となります。

「ソープの給料が月24万円として、そこから5万円弱の家賃を毎月引かれるのはさすがに厳しい」

「他の店もあたってみるか・・」

このような結論に至りました。

早速上野に戻った私は

「他にもっと良い条件の店はないか」

ということで、再度東スポの求人欄のチェックを始めました。

そこに1件の求人が目に入りました。

「高級ソープ ボーイ募集 個室寮有り」

おお、個室寮!!

こういった店もあるのか・・

「高級ソープ」という文言に少しビビリつつも、

「これは絶対に面接に行くべきだ」

と感じた私は、再度上野駅周辺の公衆電話からその店へ電話をしました。

前回と同様に、電話に出た従業員に面接希望の旨伝えると、

「では今日これから面接をしましょう」

ということになり、

「送迎はどちらを希望ですか?」

と聞かれ、

その店は上野までの送迎は行っていなかったため、その隣の駅である鶯谷駅からの送迎をお願いして電話を切りました。

電話を切った後は、待ち合わせ時刻までそれ程余裕がなかったので、早速鶯谷駅まで歩いて向かいます。

時刻はもう夕方になろうとしていました。

上野公園を突っ切って鶯谷まで延々と歩く道中、とにかくクソ暑かったことだけを今でも覚えています。

そして鶯谷駅北口の待ち合わせ場所に到着です。

鶯谷駅北口

鶯谷駅北口のみずほ銀行ATM前。

この後何百回となく、自分自身がボーイとなってお客さんの送迎のために訪れることになる場所です。

そうこうしているうちに、待ち合わせ時刻が近付いていました。

この日は朝から色々と慌しく既にかなりの疲労を感じつつ、また幾分緊張もしながら、送迎車である「白のクラウン」の到着をただひたすら待っていました。

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